地域のチカラ ~伴走支援の現場~
安全を下から支える道路に線を描く仕事
一般土木工事の請負、除雪事業を行う㈱アカマツ(日野郡日野町貝原13-1、赤松雄一郎代表)では、区画線工事(道路の白線や駐車場のマークを引く工事)を行っている。今までに、日野町商工会や地域店舗の駐車場、山陰地区の県道、中国自動車道など幅広く区画線を施工している。
「創業6年とまだ若い会社ですが、山陰の道路の維持管理を担う中心的な存在となるべく、日々、工法や技術を進化させ安心安全な街づくりに貢献します」と赤松社長
近年、自動車の車線逸脱防止システムが進化しているが、明確な区画線があるということで能力を最大限に発揮する。区画線の剥離により、システムが作動しないこともあり、特に、雪国では除雪作業を行うため、剥離が激しく、区画線の管理が大切になってくるという。
「採用した従業員が、鳥取県内屈指の区画線職人でした。区画線工事は、引き直しができず一つのミスも許されない仕事。今まで培った経験と能力を持つ職人を生かしたいと思い、始めました」。
人員がいても機材がなく、道具を揃える事から開始。しかし、専用機材は1台四〇〇〇万円。中古機を探し回ったという。
やっとの思いで中古機を見つけ事業を始めてみたものの、思いのほか車両トラブルが多く、工事をしてはすぐに車の修理で、機材の稼働時間が短かったそう。特に、ニーダー車(区画線工事に使用する塗料を加熱攪拌する車)では、トラックに機材を搭載し車両エンジンから動力を取るので、車が動かないと機材も止まってしまう。車の修理ばかりで現場が動かないことに疑問を持ち、社を挙げて機材を改良。連結されていた機材と車の動力を別にした。それにより車の修理中は、必要な機材を別の車に乗せ換える事もでき、さらに、動力を取るためのアイドリングが必要なくなり、環境に配慮した工事にすることもできた。逆境も、仲間と知恵を出し合えば、乗り越えられると同社長。
最後に「仕事で大切なのは、仲間です。一人一人の従業員の能力を最大限に発揮できる環境を作るのが私の仕事だと思っています。これからも、集まってくる仲間の能力にお金も時間も投資し、働きやすく、活気のある会社にしていきます」とした。
【出典】株式会社 山陰政経研究所 旬刊政経レポート令和6年12月25日号
▼経営支援専門員の声 西部商工会産業支援センター 主任 石割 裕哉
道路を機能・維持していく上で欠かせない区画線工事(道路の白線や駐車場のマークなど)を事業の中心とされています。工法や技術を日々進化させ安心安全な街づくりに貢献するとともに、大切な仲間である従業員1人1人の能力を最大限に発揮できる環境を作り、働きやすく活気のある会社にしていくことが赤松社長の想い。その想いに寄り添い、更なる発展に向けて後押しできるような支援を引き続き行っていきたいと思います。
■事業所名:株式会社 アカマツ ■住 所:鳥取県日野郡日野町貝原13-1 ■代 表 者 :赤松 雄一郎 ■業 種 :区画線工事・一般土木・とび土工などの 工事請負業・冬季除雪に係る事業 ■従 業 員 :4名
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