地域のチカラ ~伴走支援の現場~
事業の多角化による経営基盤強化
心身ともに満たされる居場所作りをしたい
コンサルや飲食店経営を行う、いまココ㈱(岩美郡岩美町牧谷690-116、山根志乃社長)は、事業の多角化による経営基盤強化を図り、令和6年5月7日に法人化した。
山根社長は「人材教育コンサルタントや飲食業、コミュニティーレンタルスペースと事業を多角化しているが、『人と人とを繋ぎ笑顔にする』ことが根本にあり、それを実現させる手段として、多角化していきました」と話す。
同氏は、県内の社会福祉法人で介護福祉士として20年以上にわたり高齢者介護に従事し、社内研修で介護人材育成の指導や社内研修制度の構築を行っていた。
働きやすい職場作りの制度やマインド設定、離職率を低減させるヒアリングなどの研修を行い、福祉介護関連会社で社内研修に取り組む先駆けとして、外部から出張研修の依頼があるほどだった。その経験から「もっと多くの会社に、安心感や笑顔を与えられるのでは」と思い、人財教育コンサルタントとして独立した。
また、「すべての人が岩美町の大自然の中で、リラックスできる居場所を作りたい。子どもから大人までもが心も体も満たされる場所を作りたい」との思いからカフェの経営に乗り出した。
令和4年に古民家を改装し、地元食材を使ったランチやスイーツを提供する「海ごはん×カフェ Continuar(コンティノアール)」をオープン。ランチメニューには、料理をイメージしやすくするため、手書きのイラストがあり、注文をしやすくなるよう配慮がされている。
キッチンに立つのは山根社長の夫である山根好人副社長。同氏は元々県外で寿司職人だったが、介護が必要な顧客と関わったことがきっかけで、介護業界に転職。県内外で介護十字とケアマネジャーとして26年間、福祉現場に携わった。
「この経験を、お店の接遇やメニュー開発に役立てています。要望に応じて、メニューを変更するなど臨機応変に対応し、高齢なお客様や障害があるお客様でも安心して立ち寄れるカフェを目指しています」とした。
カフェの隣にはレンタルスペース「Community house いま、ココ。」があり、「人と人とを繋ぎ、たくさんの人の居場所となってほしい」との思いで、ワークショップを開く事業者に貸し出している。山根社長自身もヨガのインストラクター資格を持っており、ヨガ教室を開催することも。
今後は、一棟貸しのゲストハウスを建設予定で、カフェ近接の土地を購入予定。来年には着工予定で、車で10分圏内の近隣の温泉やサウナ、鳥取砂丘などを利用できる、鳥取観光の拠点になる計画。
「岩美町にアニメの聖地巡礼で訪れる観光客の集まりの場であったり、非日常の家族時間を過ごす場であったり、人生の色々なシーンに輝きをもたらす居心地の良いゲストハウスにする予定です」。
山根社長は最後に、「事業が多角化するにあたり、多くの人に助けてもらいました。特に商工会には、裏方の管理業務を全面的にバックアップしてもらいました。これからも、色々な事に挑戦し、老若男女、多くの人に集まってもらえる場所を作っていきます」とした。
【出典】株式会社 山陰政経研究所 旬刊政経レポート 令和7年12月5日号
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■事業所名:いまココ株式会 ■業 種:飲食サービス業 ■住 所:鳥取県岩美郡岩美町牧谷690-116 |
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