地域のチカラ ~伴走支援の現場~
事業所紹介2022
父から受け継ぐ確かな技術と新たな販路開拓
最近、事業をいかに次世代につなぐかが大きな問題になっている。元気な経営者もやがて年老いる。どの企業もいずれ必ず行き当たる問題だが、特に地方にあっては、産業構造の変化や人口減による先行き不安から後継者が見つからず、そのまま廃業となるケースも少なくない。その点、鳥取市気高町で昭和52年から木製建具の製造やアルミサッシの販売施工を続けてきた村上建具店は「幸せなケース」に入るかも知れない。
▼父から息子へ
親子とはいえ資産譲渡など煩雑な手続きの多い事業承継。白岩主任は、専門家も交えて 側面から支援を実施。親子関係は良く、日頃からコミュニケーションが取れていたこともあり、比較的にスムーズに事業承継を進めることができたが、建設業許可の承継や資産譲渡などの専門的な手続きは、商工会の専門家派遣制度を活用して専門家から助言をいただき、白岩主任のきめ細かな支援を受けながら着実に事業承継へ歩み、令和3年1月に父親から健一さんに無事に事業をバトンタッチ。